2013年のTapestry
yasu

 そう、何10年前になるだろうか?私の幼少の頃過ごした、ゆりあげ浜の夏の水面は、ラビータ・エ・ベラのように輝きに満ちておりました。そして今、目の前に広がるこの変わり果てた世界に、愛の意味を知れば知る程、未来を思い描き難い感情が、涙になって溢れて来るのをほんの少し、我慢できるようになれてきたかな。

 今日は、太陽が眩しいけれど暖かく、陽気は、あれから何度めかの春。

 zooeyは、私にとって現代のつづれおりのよう。生々しい中にも人の営みがあり、いずれは直面するであろう事を回想させてくれたり、心の窓の解放や機が熟す時が訪れた時の為に支度をしておこうなんて言葉がとても嬉しい。

 ゴーフィン&キングのような人の温かさと、社会の痛烈さと、人々の欲望や嘆き悲しみを、コヨーテバンドメンバーの演奏と、佐野さんの詩の世界から感じられました。

 ありがとう佐野さん。

 ハルナツアキフユに向けて…。