編集・テキスト:今井健史
編集協力:M's Factory
MWSストアがお届けする「元春愛用プロダクトのオリジナル販売」。この2005年秋は、さまざまなWebサイトやBlogで話題になった元春愛用のグーリンブラザーズ(Goorin Brothers)製メッシュキャップ「WOOLY MAMMOTH 限定復刻版」の登場。他では決して手に入らない逸品を、MWSストアで販売するまでの秘話を交えて、ご紹介しよう。
2004年の元春は、『THE SUN』のリリースと全国ツアー、テレビ出演など、アピアランスの多い1年だった。その中で多くの時間、身に付けていたの印象的なキャップが、今回販売するメッシュキャップである。レッド & ブラックのギンガムチェックを基調にしたこのキャップは、飾らないポップさとトラディショナルな雰囲気がデザインに反映された、ロックテイストを感じさせる一品。
米国の製造元である「グーリンブラザーズ」は、1895年に創立されたアメリカで一番歴史のあるキャップメーカー。歴代の経営者はすべてグーリンファミリーの中から選任され、100年以上に渡りキャップのもつ普遍性をその時代ごとに受け入れられる形で提供することで、ポップカルチャーにも少なからず影響を与えてきたキャップメーカーなのだ。
このところ元春のライブ映像や取材でのフォトなどよく見かけるこのキャップ。2004年4月から始まったテレビ番組「アフリカの爪」では、スタイリストが選ぶ衣装の中に、自らスっとこのキャップを忍び込ませていた。
「THE SUN TOUR DVD」に収録されているプロモーションビデオ「遠い声」や数々のオフショットでもこのキャップを深々と被った元春が多く登場するし、旅行や街中をぶらつくプライベートタイムでもよく被っていたという。
最近では、NISSANと楽天によるブログムービー「one more day」で、野球場のシートに座る元春と共に登場。その直後から周辺では「どこで買えるのか?」「販売の予定は?」という問い合わせが相次いだ。
今回、MWSストアが元春のメッシュキャップに着目したのは、遡ること2005年2月。グーリンブラザーズイチ押しの2005年新作モデルを、MWSオリジナルとして販売するアイデアをもとに、海を越えての交渉が始まった。
ところが、交渉の半ばでグーリンブラザーズ側から2005年モデルの数を確保できないという連絡があり、企画は暗礁に乗り上げてしまった。MWSストアのスタッフはあきらめることなく、その後もコンタクトを取り続けていくなかで、元春が実際に愛用している2004年モデルを復刻するのはどうだろう? というアイデアが浮上、早速企画の練り直しを始めた。
このプランはグーリンブラザーズ側にとっても異例中の異例であったが、粘り強く交渉を続けた結果、生地を新たに用意するところからコストをかけられるならOKという返事をもらい、ついに着地。元春愛用のキャップと同一のモデル、「WOOLY MAMMOTH」(2004 年モデル復刻版) を提供できる運びとなった。
こうして、MWSストア初の海外メーカーとのコラボレーションは二転三転がありながらもファンにとってうれしい結果となった。レッド & ブラックというロック文化に馴染み深いカラーコーディネイトで落ち着きのあるチェック柄は、フォーシーズンともに愛用でき、特にこれからの季節にはまさにピッタリ。
さらにMWSストアオリジナルのアクセントとして、キャップ左サイドに[motoharu sano]のネームタグも施されている。もし、御来光ネルシャツのオーナーであるなら、今回のメッシュキャップとの組み合わせもバッチリだろう。
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元春愛用グーリンブラザーズ製
メッシュキャップ
2004年モデル復刻版
「WOOLY MAMMOTH」
Sold
Out, Thank you
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